書評 マンガ

【職業としての小説家】何度も繰り返し読みたくなるような本【村上春樹】

活字中毒のサニー(@sol1963re)です。

次から次へとページをめくりたくなる本や漫画。

それは単純に面白くて、続きが気になるからだと思うんですが、それ以上に「もう一度読みたい!」と思わせる本が稀にあります。

自分にとってのそれは「読んだ後にもう一度読みたいかどうか?」という基準なのですが、そこに至った経緯をレポートしますね。

 

切り抜かれた新聞記事

 

僕には上の兄弟がいますが、兄がいないときに勝手に入って漫画や本を読んでいたことがありました。

兄弟がいる人は結構そんな体験があるんじゃないでしょうか?

兄の勉強机には透明なゴムのシート(厚さ3mm位)があって、その下に新聞の切り抜きやら何かのチラシ(美術館だった気がする)が挟んでありました。

子供というものはカッターとかで机の天板の表面を傷つけたりしてしまうので保護カバーの意味合いもあるのでしょう。

その中に新聞の切り抜きで

「良い本というものは、読み終えた後、すぐに読み直す本だ」

みたいなことが書いてあったのを覚えています。

正確な文面は思い出せないのだけれど、とにかく「2回読む」ということが大事なんだ、それも読み終わったらできるだけ早く」という意味合いがとても力強く伝わってきました。

 

そんな本が自分にとってはこの本になります。

数少ない、何度か読み直したことのある本の一つ。

漫画なら沢山あるんですけれどね。

 

同じ本を繰り返し読む事で理解が深まる。

 

以前読み終えてからおそらく半年程になるのだと思うのですが、また改めて読んでみました。

そこには覚えていたこともあるし、すっかり忘れていたこともあります。

覚えていたことはより深く理解できた気がするし、忘れていたことは新鮮な気持ちで読むことができました。

最初は図書館で借りたのですが、「あ、これは手元に置いておきたいな」と感じて購入しました。

 

なぜ何度も繰り返し読みたくなるのか?

 

「エヴァン・コネルがこんなことを言った。ひとつの短編小説を書いてそれをじっくりと読み直し、コンマをいくつか取り去り、それからもう一度読みなおして、前と同じ場所にまたコンマを置くとき、その短編小説が完成したことを自分は知るのだと。

こういう姿勢で何かに臨むのはいいことだ。たとえ何をするにせよ、これくらい綿密でありたいものだと思う。」

職業としての小説家より引用

以前読んだ時にとても印象に残っていた文章。

レイモンド・カーヴァーさんの言葉。

自分のブログを見直してみると、

  • 誤字脱字や文章の意味がおかしな所
  • ひらがなと漢字のバランス
  • 句読点の場所
  • 誤字・脱字

 

とても短い文章だったにも関わらず添削?すべき点がいくつも目につきました。

推敲というか見直し、チェックは大事だなぁと今更ながら…基本中の基本ですが…。

 

話は少しずれますが、休みに相方(嫁さん)の親戚に挨拶に行くということで在所に向かうことに。

ついでだからどこかへ行こう、という話題に当然なりますが、僕があまり興味を示さなかったら

「あなたはどこかへ行きたいとか、なにかおいしいものを食べたいとかいうのはないの?私はこうして旅行誌を読んだりして色々調べるのが好きなんだけど。だってせっかく遠くへ行くのだから、ついでにいろんなところにいきたいじゃない?」

ということを言われました。

正直に言って僕には特にそういうことはあまりなくて、インドア派です。

そのくせどこかへ行ったら行ったで割とテンションが上がる、ちょっと面倒くさいヤツ。

じゃあいったいどんなことに興味があるんだろう?考えてみた結果、(その中身は省略しますが)「自分自身で出来ることで、成長出来ること」という結論に至りました。

基本的に一人でコツコツと、何度も繰り返し練習してほんのたまに満足出来る事柄。

「あぁ、今回はいい出来だったな」と思えるような事柄がどうやら好きみたいで、それは多分自分のある経験がきっかけだと思います。(それについてはまたブログに書きます。)

何度も繰り返し同じ本を読むことは、映画が好きな方が同じ映画を何度も繰り返し見て楽しめることと近いかもしれません。

セリフの意味、背景の意味、オマージュや作品そのもののテーマ、などなど…。

色々なことを見出したりしてるのと同じように、一読しただけではわからなかったことが、もう一度読むことで見えてくることがあったりする。

あぁ、彼(彼女)はこういう思いだったからこうした言葉が出てきたのか、とか。

そういった発見を通して、その作品に対する理解度が深まるのが楽しいのかなぁ?

 

引き込まれる文章には優れたリズムがある。

 

小説・エッセイ・紀行文・新聞記事・ブログの文章・ネットのまとめ…

どの文章にも共通して言えることだけれど、引き込まれる文章というのは「リズム」が気持ちいい。

具体的に言うと

  1. 句読点の位置
  2. 一息で読める文章量
  3. 漢字、ひらがなのバランス
  4. 改行、段落の位置

が僕の中でのリズム感のある文章の定義。

村上春樹さんはそれがとてもしっくりくるし(文体も好きだ)朝井リョウさんはそのスピード感に驚かされたし、有川浩さんなんかはライトノベルっぽいその軽さがリズムがいいと思う。

僕の書いた文章もリズムよく書けるようになりたいものです。

精進精進!

以上!サニレポでした!

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sunny
岐阜 大垣を中心とした西濃地方を中心とした地域ブログ「サニレポ」を運営しています。 音楽と本、使ってよかったモノのレビューもしています。 詳しいプロフィールは → コチラ