2011年から献血を開始して約6年で献血回数が通算100回に達しました。
大台の数字に乗ったところで、献血100回に至るまでを振り帰ります。献血が苦手な人へのアドバイスやテクニックも書きました。
献血をすることで得られる(自己)満足感は他の何事にも代えがたいですし、血液検査がタダでできると考えたら安いものですよ。
僕が献血を始めた理由

さて、献血を始めた理由。僕の場合2つ。1つはラジオで、もうひとつは東日本大震災です。
献血のラジオ
2011年当時、ラジオでめちゃくちゃテンションの高い「山本シュウ」さんがやっている番組がありました。それが「LOVE ㏌ Action」というFM OSAKAが制作していたラジオ。
山本シュウさんのテンションの高さはもう本当すごかった。最初は「うるさいなーこのDJ」と感じていましたが、いつの間にか聞かないとちょっと寂しくなりまして。
合言葉は「We are 親戚!」だったかな?兎にも角にもこのラジオ番組が無かったら献血に興味は持っていなかったです。
東日本大震災
そして2つ目は「東日本大震災」です。精神的に参っていた時期でした。
「何か出来ることはないか?」「なにかしなくちゃいけない」「こんなにのうのうと過ごしていていいのか?」
直接被災したわけではありません。それでも日々の報道を見る度に心が病み、軽いPTSDみたいな感じになったのだと思います。自分で勝手に自分を責めていました。
その罪悪感とうか恐怖感みたいなものを少しでも和らげるために、献血に行くことにしたのです。
PTSD|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
以上2つが僕が献血をはじめた理由です。
献血のメリット・デメリット

献血のメリット・デメリットを以下にまとめます。
今となっては「暇だな、献血行くか」ぐらいのノリになってしまっています。お菓子のメリとがデカイ。
献血のメリット
- 自分の血液の状態を把握できる
- 良いことをした気分になる
- お菓子食べ放題
- ジュース飲み放題
- 記念品が貰える
- 漫画や映画が見られる
- 人に自慢出来る
献血をすると血液検査の結果のハガキが後日送られてて、自分の血液の健康状態が把握出来ます。
コレステロールやらなんやら色々あって、ちょっとダイエットしようかな、とかよしよし今の所健康だな、とか思えます。
献血=いい事と思ってるので、いい気分になります。これは精神衛生上かなり良いです。
お菓子は食べ放題で、ジュースも飲み放題です。
普通の自動販売機で買ったらコ80円はしそうなうコーヒーやココア、お茶やスポーツドリンクなど、種類も豊富に揃っています。(紙コップでの提供)
洗剤やら歯磨き粉やらタオルやら、なんやかんやももらえます。時期によってはアニメのポスターやクリアファイルももらえることも。

話のタネもなるし、100回行くと流石に「すごいですね」と言われます。
献血のデメリット
やっぱり「時間を取られること」ですね。
成分献血だと、検査も含めて2時間くらいはかかってしまうことが多いです。
家から献血センターまでいくまでにも30分くらいはかかるので、半日は潰れていました。暇だったことがよくわかりすね。
血液そのものを抜く「400㎖献血」「200㎖献血」と、血液の中の成分をとる「成分献血」があります。
400㎖献血は1回行うと次回の献血までの期間が長く、成分は短いです。(成分献血にも血漿と血小板と2種類あり、血漿の方が時間も次回までの期間も短いが、記念品が限定される)
献血そのものにかかる時間は400㎖献血、200㎖献血の方が短い
参考リンク 献血の種類 (日本赤十字社HP)
待ち時間も遠慮なくお菓子や漫画を読んでいたので苦では無かったですが、忙しい方はなかなか、ね。
あとはやっぱり「痛い」です。これが最大のデメリットでしょう。
100回もやると流石に慣れました。ですが正直なところ痛いもんは痛いんです。
これは看護師さんの注射の腕前や、各個人の血管の状態(友人の看護師にいい血管だな、と褒められた)にもよりますので一概には言えませんが、「我慢できる痛み」ではあるかと。
その「痛み」が、「愛」なんです!その「痛み」が、「あぁ献血やってるわぁ…」という実感にもなるかもしれません。
「血を抜かれてく感覚が意外と気持ちいい」とか言うと「変態だな」とか言われましたが(笑)
血を見るのは今でも苦手。でも献血する。

正直私は未だに針が刺さる所は見れませんし、必死に深呼吸してます。
たまに席の関係で、血液を通る管が自分の体の上を通るのですが、絶対見ません。気分悪くなるので。
実は20歳くらいの頃におやつ目当てで献血に行ったのですが、その時は検査用の血液を採っただけで貧血になってぶっ倒れましたことがあります。
気持ち悪くなってトイレに行こうとしたら目の前が真っ暗になり、気付いたら「ゴツン!!!」と頭を打ちました。
僕は「あ、トイレのドアにぶつかったんだ」と思ったのですが、床に思いっきり頭をぶつけていたようです。
看護師さん達に運ばれて、1時間くらい安静にしていました…。恥ずかしいったらありゃしない…。
で、その後ずっと聞かれるんですよ!記録に残ってるから!問診の時と、採決の時と、本番の時と…
「以前倒れたことありますね?」「いや、10以上前の事なんで…」このやり取りを何十回としたことか。もうまったく。いい加減メモしておいてよね。
同じとこに頻繁に通うようになってようやく聞かれなくなりました。やれやれ。
献血をやる前にやっておくべきこと
たまに血液検査の段階で「申し訳ないですが、今回は出来ません」と言われている方をお見かけします。
勇気をふり絞って初めて来たのかもしれないのに、そんなこと言われたら結構ショック…。
また、献血中に気分が悪くなる方も居るようです(私もたまになります)
そうならないために私が心掛けていることをお伝えします。
- 前日はよく寝る。
- 空腹は絶対NG!
- 体調不良時、疲労時は献血しない。
- 献血直前はあたたかい飲み物を飲む。
- お笑いのDVDや集中できる漫画を読む。
- あたたかい恰好で。
- 深呼吸
睡眠不足・空腹・体調不良・疲労は絶対NGです。貧血でぶっ倒れた時は学生の時で、前日は夜遅くまで起きていて、学校帰りなので空腹&疲労。体調はそこまで悪くなかった筈ですが倒れました。
なので出来れば休日がベスト。学校帰りや仕事の合間の時に行こうかな?という時でも体調と相談した方がいいかと。
そして献血の前にはあたたかい飲み物を。私はいつもレモンティーを飲んでいます。
献血中はTVを見るのもいいですが、私は初期の頃はガキの使いとかアメトーク!等のお笑いのDVDをよく見て献血の苦手意識を誤魔化してました。
今は図書館で漫画借りて持ち込んでます。センター内の漫画も持ち込みOK(岐阜県は多分そう)!
そして一番効くのは「深呼吸」です。ゆっくり息を吸って、ゆっくり息をはく。鼻呼吸で行えばそんなにバレませんよ。(個人的意見ですが)
ちょっと気持ち悪くなっても「呼吸」に意識を集中するとだんだん楽になってきました。勿論「あかん…」ってときは看護師さんを呼びましょう!
これからもできる限り献血を続けていきます
「100回までは何が何でも献血する!」と自分で決めて、それが達成できたという喜びは実はあんまりないです。(笑)
「気付いたら達成していた」というのが正直なところ。半ば意地でやっていた事も否めません。
ただ、もはやライフワークと化しているので、献血が出来るうちは献血を続けます。そして出来たら周囲の人間を巻き込んでいきたいですね。
この記事を読んで、献血したことない人が少しでも興味持ってくれたらこのうえなく嬉しいです。