2020年1月26日にファイナンシャル・プランニング技能検定3級を受けてきました。
自己採点の結果は学科が60問中42問正解。実技試験は20問中13問の正解という結果になりました。多分合格したはず…。いやきっと合格しているはずだ。(合格発表が怖い)
合格点は学科が36点以上、実技試験が30点以上になります。
一般社団法人金融財政事情研究会 HP
この記事では、30代後半 工場勤務のブルーカラーワーカーが、FP3級試験を受けるまでにしてきた勉強方法と使用教材、勉強時間などを紹介します。
FP3級試験はまったく勉強しないと合格は難しいです。しかし、ちゃんと勉強すればかなり高い確率で合格出来ます。
合格できなかったらそれは、単純に勉強量が足りないということになると思います(ブーメラン)
FP3級試験の合格率

日本FP協会のHPにFP技能士試験の合格率が掲載されています。2019年9月実施3級FP技能検定試験結果を見てますと
学科・実技 受検 申請者数 受検者数 (イ) 合格者数 (ロ) 合格率 (ロ)/(イ) 学科試験 27,566 22,266 17,388 78.09% 実技試験 25,576 20,332 16,159 79.48%
学科試験の合格率は78.09% 実技試験の合格率は79.48%と、約8割と非常に高い合格率になっています。
しかし、2019年5月の試験では
学科・実技 受検 申請者数 受検者数 (イ) 合格者数 (ロ) 合格率 (ロ)/(イ) 学科試験 22,682 17,865 12,340 69.07% 実技試験 21,536 16,771 14,493 86.42%
学科試験の合格率が69.07%に下がったのに対し、実技試験は86.42%に上がっています。
さらに2019年1月は学科試験は74.09%、実技試験は83.38%となっています。
2018年以下も傾向としてはほぼ同じような感じになっており、合格率は約7割弱と言えます。(学科、実技両方とも合格)
資格試験の中では、かんたんな部類に入ります。
使用教材とお世話になったFP3級ドットコム(サイト)

教科書とウェブサイトを使って勉強しました。
近所の本屋さんに行って売っていたのがうかる!FP3級速攻テキスト(ファイナンシャルバンクインスティチュート編)だったので、それを購入しました。
まずは教科書を買って、それから問題集を買うつもりでした。ですが、試験1ヶ月前に同じ本屋さんにいったら問題集は売り切れていました。
正直言って面倒くさかったので、問題集は買いませんでした。
それは、FP3級ドットコムというサイトを使えば、無料で過去問を解けたからです。非常にお世話になりました。
アプリもダウンロードしました。あまり使わなかったけれど。

紙媒体での問題をやらなくてもなんとかなったと思います。
実際のテストとは雰囲気が違いますので、過去の問題をプリントアウトして解いてみるという勉強法をすればよかったかな。
勉強時間
まずは教科書をざーっと1回読みました。で、あまりの意味不明さのため2ヶ月間読みませんでした。
まずは過去問だ!ということで2019年9月の過去問をやってみると、40問正解することができました。なにも勉強していない状態で。(学科、実技合計80問で)
この時点で完全に調子にのり、2ヶ月間なにもしませんでした。
本格的に勉強を初めたのは2019年12月から。それでもやったりやらなかったり。
基本的に仕事のあとは勉強出来ない(疲れて)人間なので、朝はやく起きて30分から40分ほど。会社にも早く行ってスマホで15分ほど、昼休憩に過去問をスマホで解いて15分くらい。
これを12月中に4週間。20時間くらいやっていました。
会社が休みの日は勉強したりしなかったり(冬期休暇もほとんどしなかった)。多分5時間くらい。残り1週間になって会社内で異動があって疲れ果てていたので全く勉強しなかった。
その他スキマ時間にやったりやらなかったり、試験当日に会場について1時間ほど。
多分合計で30時間くらい勉強しました。
とにかくこまかく毎日少しずつやった4週間がよかった。これは本当に思います。多分この時期が無かったら合格出来なかった。
試験開始5分前に「なんでもっと勉強しなかったんだろう」と思うくらいには勉強しなかった後悔がありました。
勉強方法
全部で6章ある教科書を、完全に1章毎に分けて勉強していました。
朝起きて、まずはテキストの1章(ライフプランニングと資金計画)をひたすら読んで覚える。
で、会社についてから、過去問道場の1章に当たる範囲を選択して、ひたすら解く。
次の日は2章(リスク管理)を朝読んで、過去問道場の2章に当たる範囲を選択して、解く。
6章まで行って1周ですね。5周くらいしたかったんですけれど、3周しかできませんでした。
全部覚えるのは不可能なので、「ここが出る」というところだけに焦点をあて、教科書に書き込んでいきました。(読んでいないところが出題されましたが)

四季報の読み方とか。どこを見ればよいのかというポイントだけ覚えたり。

NISAについて。この問題は頻出で、2020年1月にも出題されました。年間120万円までとか。
過去問を何度も繰り返すと、同じ問題や似たような問題を何度も解くことになるので、それで覚える事が出来ました。
何度やってもわからない(覚えられない)問題は教科書で探して、しっかり理解しました。
問題の何が間違っているのか?という点までわかるようになると、「自信を持って」回答出来るようになります。
実際の試験では自信を持って「正解」といえる問題は、合格に必要な数より少なかったので、もっと勉強するべきと後悔しました。
さらに、「こんなの初めて見た」という問題もありました。
おそらく教科書には書かれていたけれど、「重要」とされていない部分で、目を通していなかったのです。
学科は合格間違い無いですが、実技がギリギリなので心配です。
まとめと感想

FP3級試験についてと勉強法、勉強時間などについて書いてきました。
- 合格率は約7割。かんたんな部類に入る。
- FP3級ドットコムに大変おせわになりました
- もっと勉強時間増やすべきだった
- 自信をもって答えられる問題を増やすべき
自己採点の結果では、ギリギリ合格ラインでは?という結果になりました。
自分の中途半端な勉強方法では、「自分はできる限りの事をしたのか?やるべきことをやったのか?」という問いに、「ちゃんとやっておけばよかったな」という後悔がのこりました。
FP3級を受ける前は、「何かしたいけど、なにをしていいのかわからない」状態。それでも「なんでもいいからととにかく何かやろう」と決意して受験してよかったです。
なぜなら「勉強すれば点数が取れる楽しさ」を久しぶりに味わえましたし、「まだ自分は何を学ぼうと思えば行動することが出来るのだ」と実感したからです。
甘いところもありますが、FP2級に向けて勉強をつづけます。