どうも、インプット大好きサニーです。
どれくらい好きか?と聞かれたら、「息をするようにインプットしている」
僕にとってはとても自然なこと。
具体的に何でインプットをしているかというと「読書」でしています。(ツイッターやネットでもしていますが。)
毎週図書館に行っては限度いっぱいまで借りてきて、次々と読み漁る日々。
ですが、読んだら読んだだけで、ほとんど何も記憶に残っていないんですよね…。
たくさん読んでいるくせに、なぜ覚えていないんだろう?といろいろ調べてある本を読んでいたら
「なぜ読んでも忘れるのか?」
というそのもののズバリの目次を持つ本と出会えました。
それがインプット・マニアの僕にはぴったりだったので紹介させていただきます。

この本のおかげで、こうしてブログ記事が1個書けました(笑)
同時にアウトプットのやり方もわかったので、これからドンドン書評記事が書けるようになるはず!
この記事は、「本を読んだらそれで終わり」というあなたにぜひとも読んでいただきたい1冊です。
価値を感じられるような1%に出会うこと

たくさんの本を読んでいる僕ですが、内容ってどうしても忘れるんですよね。
読書好きな人の共通した悩みだと思います。
そういった悩みをもつ読者に向けて著者は
1冊を読み通したことの意味は、その一節に出会えたことにある― そういってしまってもいいと僕は信じています。
遅読家のための読書術 P31より引用
読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%」に出会うことにあります。
遅読家のための読書術 P33より引用
力強く言い切ってくれています。
この意見に僕は全面的に賛成します!
例を挙げるとキリがないですが、とても印象に残っている本があるのでそちらをご紹介。
1冊約480ページもある文庫本×3冊で1500ページ近くある長編小説です。
読み終えるのに1ヵ月くらいかかりました。
読んだのは数年前で、大体のストーリーと舞台設定くらいしか覚えませんが、最後の1行は今でもはっきり覚えています。
その時は
「あぁ、この一言を伝えるために、これだけの物語が必要だったんだ。」
と強く感じました。
1%にも満たない、わずか15文字程度の1文にすべてが込められているという体験。
そういった本に出会えること事態がとても稀ですが、「1%」に出会うために旅をしていると考えると楽しくなってきますね。
価値感は人それぞれですし、すべての本で必ず「良いと思える」文章と出会えるものではありません。
ほとんど宝さがしです。
だからこそ、「出会えた」ことを記憶しておきたい気持ちが強くなります。
たった一つの冴えたやり方

ではどうすれば忘れないのか?
その方法がちゃんと書いてありました。
ただ読むだけじゃなく、「書くために読む」ことへと意識を変えるわけです。
遅読家のための読書術 P72より引用
「インプット」に大切なのは「アウトプット」とはよく言われること。
すごくシンプルなことなので、「じゃあやってみよう」と僕はこうしてブログを書いています。
具体的な方法としては「読書呼吸法」として紹介されています
[box class=”yellow_box” title=”読書呼吸法”]
- 1ライン・サンプリング
- 1ライン・エッセンス
- 1ライン・レビュー
[/box]
乱暴に要約すると
[box class=”blue_box”]
- 気になったところをどんどんメモして
- 一番気になったところを選んで
- その1行についてレビューを短く書く
[/box]
僕の場合は「あーこれいいなー」と感じる箇所がたくさんある場合が多いので、メモの量がたくさんになります。
参考画像

実際にこの本でもやってみましたが、A5のノート4枚分の分量になりました。(PCのテキストとかでもいいと思います)
「こんなに書いて選べるかな?」と感じるんですが、1つ1つ比較していくと案外選べて、「どれが僕の心に一番届いたか選手権」みたいなイメージで楽しかったです(笑)
書きだすことで
「これはHOW TOだからちょっと違うよな」
とか
「これもいいけど、こっちのほうが僕は好きだな。なんでだろうな?」
とか分析できるのも楽しい。です。
ここに図解を書く
そしてブログやツイッター、書評サイトなどに書いておくと記録になりますので、とてもおすすめです!
本を1冊読めばブログ記事が1個できるので、ブロガーの方には特におススメの方法だと感じています。
さらにそのあと、「読書の足あとを自己評定する」と言う項目があります。
それは12冊分の1ライン・レビューがたまったら、そのレビューを読み返して、12冊の中からベストを選ぶというもの。
コチラはまた12冊溜まったらやります!
具体的なテクニック
具体的な方法・テクニックもたくさん紹介されていますので、自分に合った方法を取り入れてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この本に書かれていた「本を読むためのテクニック」を一部まとめてみました。
[box class=”yellow_box” ]
- 「毎日・同じ時間に読むようにする
- 「早く読める本」を中心に選ぶ
- 「昨日とは違う本」をいつも読む
- 必ず「今週読む本」を計画する日をつくる
- 「他人のオススメ本」を選り好みせずに読もう
[/box]
実際に「これならできそうかな?」というものを選んでみました。
他にも「本との別れ方」など年間700冊読む著者のテクニックが詰め込まれていますが、
全部マネする必要はない! まずは1つでも試してみて、それが合えばそれでもうけもの!
くらいの気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
実際に僕も試してみて、後日感想を書きますので、また読みにきてくださいね。
まとめ
「遅読家のための読書術を読んで得られた1%はまさに
「自分にとって価値のある1%と出会う」
そのために読書をする。
そう考えるとなんだか読書そのものが楽しめる気がしてきます。
どんな言葉と出会えるのか?
どんな表現と出会えるのか?
今までも色々ありまたが、これからもどんどん新たな言葉を発見できるよう、読書していきます!
[aside]補足
小説やエッセイなど、「早く読む必要」がない本はこの本の対象ではないらしいですが、気になった風景描写や比喩、キャラクターのセリフなどをメモするのも使えると思います。
マンガや絵本などでも応用が利く方法だと思うので、マンガのレビューも書きますので、お楽しみに!
[/aside]
以上!サニレポでした
追記
【インプットの専門家】みたいな肩書きを考えています。
なにかいいアイデアがつながるといいなー。