2016年にアニメ映画化された「この世界の片隅に こうの史代原画展 @渋谷タワレコ」に行ってきました。
私は映画を見た後に漫画を購入したのですが、漫画の表現をこうまで見事にアニメに落とし込めるものなのか…
と思うと同時に、映画の尺ではどうしても語り切れなった場面を確認出来ました。
映画→漫画→映画と何度も繰り返し見たくなる稀有な作品です!
今回たまたま東京に用事があり、原画展を見ることが出来ましたのでそのレポートをします!
映画この世界の片隅に 予告編
「この世界の片隅に」 こうの史代原画展
渋谷タワレコ8Fにて開催。2017年5月30日まで。公式のレポートはコチラになります。

入場料800円を支払うと、記念のポストカードが貰えました。
原画展の様子


入り口直ぐの巨大な展示。漫画の中巻のカバーイラストと同じです。
こういうのを見ると「あぁ来てよかったなぁ」と。すずさんがなんだか色っぽく見えます。

裏側にはメッセージボード。こんなにも多くの寄せ書きが…!
私も記念に書き込みしてきました。絵が上手な方が沢山いらっしゃいますねぇ…。

寄せ書き帳なるものがありました。こちらも多くの方が書いておられました。
同じ作品を見て、その原画展を見に来た方の言葉は仲間というか同志というか、なんだかうれしくなるものがあります。
こうの史代先生や片渕須直監督に届くと思うと…。
「この世界の片隅に」こうの史代原画展の感想
普段漫画を読むときは、当たり前ですが「印刷されたもの」を見ているわけですが、「生原稿」が持つ生々しさ・リアルさを見ると「本当に1枚1枚手作りで積み重ねてきたもの」なのだと実感します。
修正液で修正した跡やコピーして貼り付けたものや、口紅で描いた絵。それにカラー原稿の細かさ・色彩の豊かさ…。
じっくりと眺められるのは幸せです。作品の細かい解説もあり、より理解が深まります。
例えば同じコマ割りで描かれているシーンがあるのですが、時間がたち成長しても、すずさんはすずさんで変わらずにいる、という意図がある…等。
作品中で主人公が幼馴染から羽根ペンを貰うシーンがあるのですが、作品中に実際に「羽根ペン」で描いた絵も出てきます。
そしてその「羽根ペン」も展示されていました。こういうものを生で見られるのもこだわりを感じられてうれしいです。
会場内にはコトリンゴさんによるオリジナル・サウンド・トラックが流れており、映画のシーンを思い出しながら見ることができたのもよかった。
原画展 会場限定グッズ

記念に原画展のパンフレット1,200円を購入。
これは下巻のカバーイラストと同一なのですが、これの原画の色合いがほんとうにキレイでした。
その他Tシャツ・ポストカード・クリアファイル・缶バッジ・アートグラフ・トートバッグが販売されていました。
まとめ
ある程度人気が出ないとこういった原画展といった展示会は開催されないと思うので、今回「この世界の片隅に」という名作の原画展に奇跡的にタイミングが合って見れた事は本当に運がよかった。
こういったものは基本的に作者の地元や東京、大阪といった大都会でしか開催されないと思うので。
やはり「生」で見るという事は何事にも代えがたい貴重な体験だなと思うわけです。
より「この世界の片隅に」が好きになれたいい体験でした!