アメリカのシンガー・ソングライターのジョイ ウイリアムスが発表した2019年のシングル「Front Porch」がとても素晴らしい作品だったのでシェアさせていただきたい。
カントリー、フォーク、アイリッシュ、アコースティックギターが好きな方はどストライクですよ。
Joy Williams Front Porch
2019年の5月3日に発売される同名のアルバムからの新曲3曲を先行試聴している模様です。その曲を動画とSpotifyの視聴ツールでご案内します。
Front Porch
アルバム・タイトルと同名の1曲。アルバム全体の方向性を示していると考えられる。
アコースティック・ギターのシンプルな旋律とウッドベース、アコーディオンっぽい楽器の3つの音だけのとても研ぎ澄まされた演奏。
彼女の声とコーラスがその上に乗っかってとても心地よい…
木漏れ日が注ぎこむウッドデッキで草花を眺めているジャケットのように、あたたかさを感じる。
モノクロの写真と同じように、とことん余計なものを省いた仕様になっているように感じる。
こういったフォーク、アコースティック、カントリー、アイリッシュな雰囲気が僕は大好きだ。
Canary
ライブ・バージョンの動画を是非ごらんくださいませ。
2曲目の「Canary」(カナリヤ)はビートルズのブラックバードのように、足でステップを踏む音がリズムを刻む中、オープン・チューニングの独特なモーダルで力強いサウンド。
そこに彼女のこれまたしなやかさを感じさせる歌声が伸びやかに響いて心地よい。
サビ部分のロングトーンのヴォーカル部分が大好きです。ストレートで透明で…ほんといい。
The Trouble with Waiting
コーラス・ワークが印象的な1曲。コチラもアコースティックギターメイン牧歌的な雰囲気なフォーキー・ナンバー。
ギターの掛け合いも見事で、ぶつかりあうことなく曲の世界観を少ない音数で構成してます。
ラスト前、アカペラで歌う部分のゴスペルっぽい雰囲気がもうたまらん。ほんでもってコーラスがまた良いんだよなぁ…
カントリー・アイリッシュ好きな方にジョイ・ウイリアムスは超オススメ
ライブ映像を見ていたところ、ウッドベースにヴァイオリン、曲によってはギターとかなりアコースティックでシンプルな編成です。あえてドラムが無いってところがミソですな。
こういった生楽器の持つ音色は、デジタル・サウンドとはまた違う魅力があっていいですねぇ。
そしてコーラス・ワークも気持ちよくて、楽器と歌声、メロディーとハーモニーが極上の仕上がりになっています。
本当に素敵なので、ぜひ聞いてみてください。