英語学習

自分の過去を掘り返して、英語の学び動機付けを探る

この文章は、「英語の勉強を何回も挫折したけれど、もう一度始めよう」と思っている人に向けて書いています。

2021年3月29日に発売されたAERA Englishを購入しました。目的は「独学大全」とのコラボ別冊です。

読書猿さんのインタビュー、独学大全の第1章「志を立てる」の一部抜粋、英語についての学びの動機付けマップ、2021.4~2022.3までのラーニングログといった内容になっています。

英語の勉強を始める。すると、自分が英語を学ぼうとしているのはどうしてなのか?そんなことを考えてはいつの間にか勉強するのをやめてしまう。

英語を身につけたその先に何があるのか?と考えてしまう(そんなことは身につけてから考えればいいことなのに)。

しばらくするとやっぱり英語が出来るようになりたい。そしてまた英語を身につけたい、と考え、違うテキストを探しては勉強を再開する。

だが、長続きしない。それなのに、また英語について調べ始める。

かれこれ10年以上そんなサイクルから抜け出せないでいます。

2010年7月4日にはアルクのユメタンを買いました。

2011年9月10日に柴田元幸氏の書籍を購入しています。

その後も何冊も買ったり、図書館で借りては読んで投げ出してを繰り返してきました。

そして2021年3月30日現在、もう何度目なのかわからないくらい、英語の勉強を再開しました。

振り返ってみると、自分の仕事や生活に不満があり、それを何とか打開するための方法、手段として英語を捉えている自分がいます。

しかし、10年以上も興味を抱き続けているからには、ほかにも理由があるはず。

そういう意味で、「学びの動機付けマップ」は英語学習が続かず、何度も迷子になってしまう自分にとっての大切な地図になるはず、という思いです。

この中身をどう埋めていくのか、実際に作成した様子を記します。

挫折の中にあるかもしれない動機

どうして何回も挫折しているのにまた英語を身に着けたいと思うのか?

独学大全にはこう書いてあります。

だったら「にもかかわらず」なところを掘ってみろ。(中略)挫折しても中断しても再開してしまったのはなぜなのか?何がお前の「にもかかわらず」を支えているのか?憧れか?励ましか?学ぶ中で出会った何かしらの快楽か?

読書猿「独学大全」(2020). ダイヤモンド社

自分の人生を振り返ってみて、何が英語学習のきっかけなのかを考えてみました。

学びのきっかけとなった出来事

A4用紙に思いつくまま書き出してみましたのが以下の4つです。これらが、現段階での学びのきっかけとなった出来事だとします。

  1. 学年で1人だけ正解した英語の問題
  2. 村上春樹の影響
  3. 音楽の影響
  4. 9.11同時多発テロで無くなった卒業旅行

これらをひとつひとつ掘り下げてみます。

①学年で一人だけ正解した英語の問題

中学校3年生の定期テストで自分だけが正解した問題がありました。

「キング牧師の名言は?」というとても簡単な問題でしたが、テストの範囲外からその問題が出されました。

私は、今学習しているところだけでなく、色んな所を読んでいたので正解できたのです。

クラスの人間が「すごいね」と言ってくれたのを今でも覚えています。とても嬉しかったことを覚えています。

今思うと、歴史や伝記、偉人の言葉や物語が好きで、英語の教科書の興味があるところを好んで読んでいたのでしょう。

  1. 自分が範囲外のところを読んでいたことが活きた
  2. 歴史、伝記、物語が好きなことがつながった
  3. 褒められて単純に嬉しかったし、自慢できた

これらが満たされたのが、たまたまその英語のテストだった。だから、英語を学んでもう一度成功したいのかもしれません。

②村上春樹の影響

高校1年生の時に、図書館で出会ったのが「羊をめぐる冒険」でした。家に帰って読み始めると、最後まで一気に読んでしまいました。物語がぐるぐると進んでいく様に飲み込まれてしまったような。

村上春樹の長編は全て読み、短編やインタビュー、雑文集などを読んでいくうちにアメリカ文学のぺーパバックやらロシア文学をとにかくたくさん読んでいたことがわかりました。そしてある時、自らが小説を書き始めます。

その時のことを村上春樹は「職業としての小説家」の中でこう語っています。

それで小説のでだしを、試しに英語で書いてみることにしたのです。とにかく何でもいいから「普通じゃないこと」をやってみようと。

職業としての小説家 村上春樹 2015 スイッチ・パブリッシング

そうして試行錯誤(果てしない)を繰り返し、少しずつオリジナルの文体を手に入れていきました。

シンプルな言葉と心地よいリズム。これらが英語という言語の持つ特徴だと仮定してみます。そしてそれらは、私が村上春樹の文体に惹かれる大きな理由です。

英語で書かれた物語のリズムを、英語そのもので味わってみたい。これも一つの影響です。

③音楽の影響

僕が一番好きなアーティストはブランキー・ジェット・シティとレッド・ホット・チリ・ペッパーズとNujabesです。

ブランキーは楽曲もさながら、歌詞の世界観に強く惹かれました。物語を想起させる歌詞はアメリカ文化の影響を色濃く感じさせます。間接的にアメリカへの憧れが芽生えてきたのだと推測されます。

レッド・ホット・チリペッパーズはアメリカを代表する、世界最強のバンド。洋楽への興味、関心を決定づけてくれました。

楽曲、サウンドへの興味ばかりが先行していましたが、メロディー、歌詞にも意識が行くようになったのが「Califorication」。韻を踏んでいる面白さと、歌詞の内容が日本語の歌詞とは違って面白いかったのを覚えています。

 

NujabesをきっかけにHipHopにハマり、英語のラップがシンプルに「カッコいい」と気づきました。

④9.11同時多発テロで無くなった卒業旅行

専門学校の卒業旅行ではヨーロッパに行く予定でしたが、テロの影響で行くことができませんでした。

もしもその時に海外に行っていたら、と考えることがあります。もしかしたら、海外への強い憧れから、英語を身に着けたいという強い動機が生まれたかもしれません。なんだか言い訳がましいような気がしますが、これもきっかけとなった出来事だということにします。

出来事の影響範囲をマッピングする

4つの出来事がありますが、この記事では①の出来事の影響範囲を考えてみることにします。

  1. 自分が範囲外のところを読んでいたことが活きた
  2. 歴史、伝記、物語が好きなことが正解につながった
  3. 褒められて単純に嬉しかったし、自慢できた

 

どうして範囲外のところを読んでいたのか?それは集団授業がつまらなかったからだということを思い出しました。同じ文章をみんなで順番に少しずつ訳していくという内容でした。

教師に当てられてもなんとかなる状態だったので、ほかのところを読んでいたのだと思われます。ある意味では予習をしていたのです。

また、集団授業をしていましたが、自分は自分のペースでやりたいことをやっていた事になります。(影響1)

次に、歴史や物語が好きだったことが、キング牧師のストーリーに興味を持ったのだと考えられます。海外の偉人のことを「英語で」学ぶ。当時は殆ど意識していませんでしたが、今思うと「英語スピーチの面白さ、かっこよさ」に魅力を感じていたのかもしれません。(影響2)

そして、クラスメイトや先生の前で、直接褒められたこと。自分ではそんなに大したことをしたつもりは無かったのに、どうしてこんなに褒めてくれるのだろう?と不思議に思いながらもこそばゆい感じがしたものです。

狭い世界の出来事ですが、自分の当たり前は他人の当たり前ではないことを表した出来事だと言えます。(影響3)

影響の評価を行う

これらの出来事が「ポジティブ」か「ネガティブ」かを評価します。

マイペースであること、自分の興味の範囲が比較的はっきりしていること、他者との違いを認識していること。これらは「ポジティブ」だと評価します。

評価に理由付けをする

①マイペースで、自分の興味のあることは進んでやる、ということは自分の持つ性質の一つです。何かを学ぶことは結局は自分次第。「英語は将来的にAIにとって変わる」と言われたこともあり、迷ったりすることもありました。

だがこうして動機を分析してまで英語を身に着けたい、自分のペースでやることは楽しいと気づけたのは発見です。

②歴史、物語が好きだということも自分のネイチャーだと言えます。単純に興味のあることはより深く知りたくなるのです。キング牧師のスピーチはなぜカッコいいのか?それは英語のリズムにあると仮定すると、より英語のリズム、響きを追求したくなります。

③自分が好きでやっていることを、他の人に称賛されたり評価されたりするのがうれしい。評価されるために何かをするのではない、というのがポイントだと思います。

志の強さは繰り返しの中に生じる

「英語についての学びの動機づけマップ」をやってみたところ、自分がなぜ英語を何度も勉強し直そうとするのか、そのきっかけとなった出来事を振り返ることになりました。

その出来事は中学生の時のこと。振り返ってみると「オンリーワン」になった出来事でした。

なぜオンリーワンになることが出来たのか?自分の興味のあることをしていたら、それに関連する問題がたまたま出題され、それを解くことが出来たからです。

その結果、一時的ではあるものの周囲から一目置かれる存在になりました。「彼氏彼女の事情」の主人公宮沢雪野の気持ちが少しだけわかる気がします。

もう20年以上前の出来事なのに、今の自分にまだ残っているということが驚きでしたが、その快感みたいなものをずっと抱えていたのかもしれません。

ただ、称賛されることが目的ではなく、好きなこと、興味のあることを追求した結果だということがポイント。その辺が我ながらややこしいです。恥ずかしがり屋なのに目立ちたがり屋さんみたいな感じというか…。

今後も何度も繰り返し動機を振り返り、志を立てます。

志の強さは、それを立てた瞬間にではなく、自身の行為や思考を絶えず志に結び直した、その繰り返しの中に生じる。

独学大全 読書猿 P67 ダイヤモンド社

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sunny
サニー英語独学レポートブログ「サニレポ」運営者。TOEIC730点を目指す。2020年11月初受験は330。 詳しいプロフィールは → コチラ