17歳の時に東京お台場でのフジロックフェスティバル98に初参加してから十数回フェスに参加してきたフェス大好き人間が、岐阜県中津川市で開催される「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」(以下中津川ソーラー)に2013年の初開催から皆勤賞(2014年のみ1日参加…)の僕サニーがその魅力についてレポートします!
中津川ソーラーは中津川ソーラーならではの魅力が満載なんです!
中津川ソーラーがある限り、必ず参加します!
仕事?そんなの関係ねぇ!
このフェスの魅力となっている要素を3つ!書いていきます!
- 開催の意義から伝わる熱い想い!
- 参加アーティストの豪華さ!
- 会場のコンパクトさ・音と気候の良さ!
中津川ソーラーに行こうかどうか迷っているあなたの背中を押せたら嬉しいです!
目次
魅力① 開催の意義から伝わる熱い想い!

あえて最初に開催の意義を持ってきました。
音楽フェスは音楽を楽しむ場所だとは思うのですが、中津川ソーラーはその成り立ちが本当に重要だと思っています。
「全部ソーラーでやっちゃえば、それは意義があるんじゃないかと思ったんです。原発反対の気持ちはあるけど、反対運動というのはネガティブな気持ちだから続けるのはとてもしんどいこと。でもソーラー電力で音楽をやるというのは反対運動ではなく“賛成運動”。ポジティブだし続けられる形だと思う。そこが大事なんです」
3.11があって、日本中が自粛ムードの中で主催者の佐藤タイジさんが2秒で思いついたというエピソード。
「賛成運動」という言葉からはすごく前向きで、プラスで、1歩踏み出すを受けます。
「佐藤タイジ」さんの想いからスタートした中津川ソーラーBUDOKANは日本でも有数のフェスになりました…!
そしてその想いをカタチする裏方さんには頭が下がります…!
中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017 第四弾アーティスト
明日19時に発表になります。改めて、僕らがなぜ太陽光発電でフェスを始めたのか、、
是非読んで下さい!
↓https://t.co/6dbd9x1bm7#中津川ソーラー pic.twitter.com/aFmaSQyOUG— ワイズコネクション (@ysconnection123) 2017年5月23日
2017年の閉幕の挨拶にはワイズコネクションの方も一緒に挨拶をされており、人と人との絆を強く感じました。
詳しくはこちらの記事を是非読んでみてください! ↓
1997年に日本で初めてのロックフェス「フジロックフェスティバル」が開催されて20年以上が経ちました。
アーティストが主催したり、自治体が主催したりするフェスが多い中、中津川ソーラーは「環境問題」をテーマに挙げているところもリスペクトできるポイント。
「電力は太陽光でまかなう」というものテーマでそれに関わってフードコートでの食事の安全にも気を使ってます。
安全な食、というのも外での食事や、家族連れには大事なテーマです。
2016年は八代亜紀さんや加山雄三さんが出演されたからか、年齢層が高めなお客さんもそこかしこに見られました。
僕は1981年生まれですが、そういった普段見ることの出来ないアーティストが見られるのも大きな魅力!
いい音楽には世代も関係ない!
幅広い世代が一つの場所に集まっているからか、会場全体の空気が本当にピースフル!
あとなんだ、小学生以下無料なんですって!サービスよすぎでしょ!小学生の頃からこんなフェスに参加できるのが羨ましい…。
こどもソーラーブドウカンというキッズ向けのイベントも出来て、家族に優しすぎるねぇ…
内容拝見しましたけど、下手したらアーティストのステージ見なくてもいいんじゃないかコレ…(言い過ぎ?)
そんな中津川ソーラー 2017年のテーマは「Family forever Family」でした
オーガナイザーの佐藤タイジさんのメッセージを紹介します。
私たちのTHE SOLAR BUDOKANは今年で6年目、中津川に場所を移して5年目。
音響照明に関わる全ての電源をソーラー発電でまかないながら着実に成長しています。
フードコートの全メニューの放射線量は今年も表示します。
余談ですが私の娘は生後2カ月で初めてのロックフェスを中津川で体験しています。
「Family Forever Family」
これが今年のテーマです。
これまでも「家族」で楽しめるフェスを目指していましたが、今年は更にそれ以上のモノを目指します。
「こどもソーラーブドウカン」エリアを未来のオトナの為に確立したいのです。
家族って思ったことを言い合い、許し合うもの。
間違いを正しあい成長しあうもの。
そしてただ愛し合うもの。
人類の未来がひとつひとつの家族の延長線上にあるのだとすれば、「壁」なんか無いはずだし、
「そこに住んでいる人の意見」を無視し続けることは絶対無いはずなのです。家族とは終わりの無い「縁」なのです。
間違いは正せるのです。
今年も太陽の力で思い切り楽しみましょう。シアターブルック
インディーズ電力
THE SOLAR BUDOKAN
佐藤タイジ
主催者の意見がダイレクトに反映されていると僕は感じています…。お子さん連れの方も多いし、お子さんにはみんな優しいし…。
京都大作戦を見て、バンドを組んで、実際に京都大作戦に出たバンド「ヤバいTシャツ屋さん」とかもいるし…。
中学生・高校生のキッズがバンドをやるきっかけになればいいし、大人はかっこいいオトナにならなけりゃなって思うし…。
やっぱりティーンの頃の体験ってめちゃくちゃ印象に残りますよね。キッズたちが大きくなって、結婚して子供産んで子供連れてフェスに来て…って最高の循環。
ずっと続いて欲しいです!
魅力② 参加アーティストが幅広すぎる!

アーティストの中で「音が良い」という噂になっている中津川ソーラー。
「タイジさんから太陽(発電)は音がいいと言われ、楽しみにしてきました」という原田の言葉を受け、ミトが「音のヌケがいい!」と感嘆の声を上げた。「聴きやすいから演奏に集中できる。今日はいいライヴになる!」
僕の大好きなクラムボンもこういってます!
実際にアーティストの方々が次々に口にしておりまして、「音楽」を職業にしているプロの方々が言ってるんだからまちがいないでしょう!
2017年の参加アーティストを載せておきますね。歴代で一番豪華だったのではなかろうか…
中津川ソーラー 9/23 出演アーティスト
- シアターブルック
- ACIDAMAN
- Awesome city club
- THE BACK HORN
- the band apart
- Base Ball Bear
- THE BAWDIES
- bird
- BURNOUT SYNDROMES
- cro-magnon
- Czecho No Republic
- Dachambo
- フラワーカンパニーズ
- GRAPEVINE
- the HIATUS
- HY
- 吉川晃司
- LIVE FOR NIPPON:小坂忠 / NO GENERATION GAPS(うじきつよし・佐々木亮介)/ 山﨑彩音
- LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS
- 真心ブラザーズ
- MONSTER大陸
- Nulbarich
- PANTA(頭脳警察)
- SCOOBIE DO
- TRICERATOPS
- 吉田美奈子&森俊之
Village Of illusion – LIVE -(9.23.SAT)
- 森広隆
- 武藤昭平withウエノコウジ
- 渡辺シュンスケ
以上29組!
中津川ソーラー 9/24 出演アーティスト
- a flood of circle
- BimBamBoom
- Caravan
- クラムボン
- ザ・クロマニヨンズ
- DJダイノジ
- 04 Limited Sazabys
- GACHI SOLAR SPECIL (浜崎貴司☓土岐麻子☓奇妙礼太郎)
- 後藤正文&喜多建介(ASIAN KUNG‐FU GENERATION)
- THE GROOVERS
- ハナレグミ
- インディーズ電力
- 片平里菜
- Leyona & 臼井ミトン
- NakamuraEmi
- NO仲井戸”CHABO”麗市 SOLAR JAMfeat.佐藤タイジ,TOSHI-LOWNA REEVES
- NAMBA69
- NONA REEVES
- NOTHING BUT THE FUNK feat さかいゆう
- Nothing’s caved In Stone
- ROTTEN GRAFFTY
- The SunPaulo
- ストレイテナー
- 10-FEET
- 東北ライブハウス大作戦ステージ TOSHI-LOW・細美武士・Kj
- UQiYO
- 忘れらんねえよ
- ヤバいTシャツ屋さん
- Yasei Collective
以上 29組!
うーん、ほんと幅広い! ちょっとここまで幅広いラインナップはなかなかないと。これも全てオーガナイザーのシアタブルック、佐藤タイジさんの人柄によるものでしょう。
ありがとうタイジさん!
見たことがないアーティストを見られるのもフェスの醍醐味の一つ!
NOTHING BUT THE FUNKは超おススメですよ!(見たことないけど)絶対ヤバすぎですってこのバンド!脳汁ドバドバのもうすんごいファンクなんだろうなぁ…。
っていうか見たいアーティスト多過ぎでしょう…?コレ。
タイムテーブルを見ながらニヤニヤがとまりませんね。公式アプリでタイムテーブルが作成できますのをおススメ!無料です!
魅力③ 会場がコンパクト。音が良い。気候がよい!
他のフェスと比較して決して広い会場では無いです。
既存の施設を本当に上手に使っています。
エリアマップ(会場全体図)

入場時の混雑を避けるためか、2017年から「第2入場ゲート」が準備されました。これは嬉しい配慮です!
第2入場ゲートから入るとすぐそこに「オフィシャルグッズ」の売り場が見えます。アーティストグッズもここにありました。
(結構並んでいましたので、お目当てのアーティストのものが欲しい場合はお早めに!)
気球の前のエリアにもいろいろフリマみたいになっているので、そちらでお買い物も楽しめますよ!
公園、野球場、体育館を利用していますので、キレイなトイレが使用できます。(体育館の中のトイレはかなり並ぶので注意)
そして裏情報ですが、体育館内の自動販売機のジュースは定価でうってるので、飲食ブースより安かったりします 笑)

体育館がかなーり広い休憩所になっていますので、疲れたら無理せずそこで休んでくださいな。
気候、天気、服装について
9月末のイベントなので、終盤は陽が落ちて暗くなってけっこう寒くなります。終演までいるのなら、ウインドブレーカーやパーカー等は持って行った方がいいです。
2013年の時はあまりに寒くてパーカー買いました。日中はさすがに少し暑いですが、夕方には大分涼しくなります。
9月下旬の開催という真夏じゃない時期もポイント。
雨は今のところ2013年度の終演直後と2016年の八代亜紀さんの「雨の慕情」の時しか振っていません!(それはそれですごすぎる)
最強の晴れ男佐藤タイジ万歳!
ライブステージ
2016年から5つになり、2017年も5つでしたが、毎回少しずつ改良が加えられています。
ステージ名称はRが頭文字となっています。
- メイン レボリューション
- サブ リデンプションステージ
- 3rd リスペクトステージ
- 4th リアライズステージ
- 5th レジリエンスステージ
それぞれ
- 革命(Revolution)
- 解放(redemption)
- 尊敬(Respect)
- 現実化する、悟る(Realize)
- 抵抗力、復元力、耐久力(Resilience)
という意味を持った英単語となっています。
メイン レボリューションステージ

一番大きなメインのステージはレボリューションステージ。そうそうたるメンツがここで最高のライブを見せてくれます。
特にシアターブルックのライブは必見です!何故ならフェスに出演するアーティストが結構な割合で一緒のステージに上がってライブがあるんですよ!シアターブルックの曲を一緒に演奏する!
中津川ソーラーのハイライトといっても過言ではない瞬間です!
「ありったけの愛」はこのフェスのための曲なんです!(勝手に断言)
2017年のトリは「仲井戸“CHABO”麗市 SOLAR JAM feat.佐藤タイジ、TOSHI-LOW」での「雨上がりの夜空に」のお祭り感と一体感は本当に素晴らしくて。
ラストの「ガルシアの風」の朗読は涙なしでは聞けませんでした…ロックフェスのラストが「朗読」ですよ!?タイジさんが娘さんを抱えながら号泣してて…
アーティスト、男、人間としての「絆」を強く感じました!
>> 【速レポ】<中津川ソーラー>仲井戸“CHABO”麗市 SOLAR JAM、「大晦日みたいじゃねえか、来年もよろしく!」 BARKS|barks.jp
サブ リデンプションステージ

アーティスト登場時にボブマーリーの『Redemption Song』が流れます。こういう域な計らいがいいですねぇ…。
サブステージとはいえ、メインにひけをとらないアーティストが並びます!
ストレイテナーやモンゴル800、MONOEYESや、ヤバいT シャツ屋さん、NCISなど…!少し大きめなライブハウス、ZEEPを少し大きくしたくらいな広さです。
2017年の「東北ライブハウス大作戦ステージ」は過去最大の集客!
この日だけのスペシャルで超豪華なメンツによるステージが繰り広げられました!
Dragon Ashのkjはこの日、このステージの為だけに参加してくれました! サンキュー!
3rd リスペクトステージ

3rdステージの位置づけ(おそらく)のリスペクトステージ。下は芝生になっており、観客席には角度がついているので後ろの方からでもステージがよく見えます。
一番前に行くとすんごい近いです!アーティストとの距離感が大きな魅力の一つ。
名古屋のライブハウスで言うとダイヤモンドホール、ボトムラインくらい?でしょうか?奥行きはめちゃくちゃありますが。
のんびりした雰囲気と平和な感じ。LOVE&PEACE!みんな結構座って見たりもします。アーティストが煽ればダンスフロアに、しっとり系の場合はゆっくり座って見られる。
ここでしか見られないスペシャルなユニットも多数!
個人的にはこのステージが一番好きです。
4th リアライズステージ

(写真は2016年のもの)
2016年からできたリアライズステージ。一言でいうと4tウイング車です(笑) でもこれいいアイディアですね。
2番目のステージで出てきたDJダイノジで盛り上がりすぎて、直ぐに舞台が壊れちゃったりしたある意味伝説のステージです!
2016年のこのステージのトリを飾ったさかいゆう&福原美穂さんは個人的ベストアクト!シアターブルックのリズム隊+森俊之さん…。国内最高峰のソウル&ファンクのステージが間近で見られたのは本当に最高でした。
2017年からはこの4t車がレジリエンスステージと移動となりまして。

2017年はこのようなステージへと。キャパ500人くらい?のステージかな。ライブハウスでいうとクラブクアトロみたいなイメージです。
5th レジレエンスステージ

キャパ的にはこちらの方が4番目、のような気がしますが、場所が少し離れているのと、階段を上がらないといけないため、勝手に5つ目のステージの位置づけにしました。
写真が見づらいですが、これはDJダイノジのステージです。
DJダイノジは中津川ソーラーと相性が良すぎですからね!毎年読んでほしいです!2014年には相撲もやってくれましたからね!
中津川ソーラーの魅力 まとめ!
まずは3つ、ということにしてみましたがかなり長くなってしまいました…最後まで読んでくれたあなた、ありがとうございます!
どんどん人気が出てきて、参加者はとても多くなってきています。
2013年初開催の時はボランティアで参加させてもらったのですが、正直その年でこのフェスは終わりだと思っていました…それくらい参加者は少ないフェスでした。
それでも「来年もやる!」と言い切った佐藤タイジさんの有言実行には心の底からリスペクトと感謝です。
ピースフルな雰囲気と熱気を両方兼ね備えた素晴らしいフェスになるこれからも参加し続けます!
中津川 ソーラーBUDOKAN 2018 開催概要
【開催日程】
2018年 9月23日(土)開場10:00 / 開演11:00 (予定)
2018年 9月24日(日)開場10:00 / 開演11:00 (予定)
※ 雨天決行(荒天の場合は中止)
【会場】 中津川中津川公園内特設ステージ
中津川ソーラー アクセス・チケット・キャンプ情報など
公式HPのリンクを貼っておきます。
後日駐車場やアクセスについてもまとめまる予定です。